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Unknown Pleasures / Joy Division 

え、ジョイ・ディヴィジョンって今旬なの・・・?って感じなんですけど。
正直「いいよねぇ」とか人が言ってるのを聞くと、「何を今更」って思う。
だからコレ書くのは別に「旬」だから、とかそういうんじゃないよ、言っとくと一応。

ボクは高校生くらいのとき、ジョイ・ディヴィジョンの音を初めて聞いて、
「ずっと頭ン中で流れてたのはこんな音だ!これが聞きたかったんだ!」
って思った記憶がある。自分だけのアイドルを見つけた、そんな感動だった。
他にはヴェルヴェッツの「White light ?」とか、ソニック・ユースの「Sister」とかね。

末っ子だったせいなのか、文学にしても音楽にしても、基本いつも背伸びしていた。
中学生がリルケの「マルテの手記」読むか、普通?そりゃわけわかんねーよな。
それでも高校生くらいになると、音楽について言えば段々耳が肥えてきて、
「背伸び」に実際の身長が合ってきた頃・・・そんな時期に出会ったアルバム。

好き、って思ったアルバムのライナーや雑誌(≒クロスビート!)のレヴューを読んでは、
啓之介ミュージック・トゥリーの枝葉をモクモク貪欲に広げつつあった時代。
「良いとされるもの」を「良い、ような気もする、うん、何か良いな、やっぱり」という具合に
むりやり納得させようとするんじゃなくて、「あ、この音好きだ」って感じた数少ない体験。
ボクにとって、ジョイ・ディヴィジョンはキワモノでも何でもなかった。

そもそも、リアルタイムでもなく、ライブを見たこともない極東の高校生にとっては、
「伝説」とかパフォーマンスといったものは現実味のある問題じゃなかった。
イアン・カーティスというボーカリストは何やらスゴイ人だったらしい、というくらいで
あまり彼自身に興味はなく、とにかくサウンドに惚れた、という面が大きい。

音、という意味ではバンドというよりプロデューサーのマーティン・ハネット。
彼によるところが多くの部分占めると言って良いかも知れない。
それでもやっぱりピーター・フックのベースラインは衝撃的だったし、
「リズムマシーンで良くね?」っていう勇敢な生ドラムも、意味不明で斬新だった。

それまでのリズム隊「像」はドラムが「うーん」って唸ればベースが「いぇー」って答える、
そんな「黒」くて「ハード」で汗臭い感じだったのが、彼らのプレイを聞いて一変した。
とにかくお互い無関心。クールだわー。コレやりたいわー。

で、当時安物のエレキギターしか持っていなかったボクがどうしたかというと、
バーナード・サムナーのへなちょこギターをひたすら耳コピしては、一人恍惚としていた。
おおぅ、何という末恐ろしい高校生だろう、って言うか、明らかに先行き不安だぞ。

イアン・カーティスはライブの出番前、楽屋でクラフトワークの「ヨーロッパ特急」を
好んで聞いていたという。確かに冷たく陰鬱な雰囲気は近い。ドイツ好きだったのかな。
バンド名がそもそも確信犯なんだけど、ナチの制服姿でステージに上がってみたり、
「認めたくないものだな、若さゆえの・・・」的にうっかり前ノリな極右っぽさがうかがえる。
弁護するとしたら、それだけ純朴で、熱情的で、浪漫主義過剰だったんだろう。

ボクとしては、だからこそ彼が死んだことを気の毒に思う。
予想以上にふくれ上がった周囲の評価と期待。
情熱だけではそれを乗り越えることができない、そう考えたんじゃないだろうか。

ワルシャワはジョイ・ディヴィジョンの前身バンド。それはわかる。
ジョイ・ディヴィジョンはニュー・オーダーの前身バンド。それはないと思う。
「ボーカリストが死んだからそんなこと言うんでしょ?それって判官びいきでしょ?」
違うっつーの。反論したいのはヤマヤマだが、まーいーさ。皆まで言うまい。
それにしても、バンド名が「新秩序」って・・・。バーニーもフッキーも冗談はよし子さんっ!

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